全日本教職員組合(全教)は17日、幼稚園・小中高校などの教職員の勤務実態調査の結果を公表した。教員の時間外勤務は1カ月平均で72時間56分、自宅に持ち帰った仕事の時間も含めると同95時間32分にのぼった。「改善のための人員増などが急務だ」と訴えている。 全国の教職員6879人(うち教員5880人)の昨年10月の実態を調べた。持ち帰りも含めた時間外勤務は、前回調査の2002年より月平均で14時間33分延びたという。土日勤務が特に増えており、全教は「土曜授業」や週末出勤による残務処理の増加などが背景にあるとみている。