北京(CNN) 中国北部の新疆ウイグル自治区ホータンで18日、18人の集団が警察の派出所を襲撃して8人を人質に取り、銃撃戦となって人質2人と襲撃グループの14人が死亡する事件があった。地元の当局者が20日に明らかにした。 人質のうち6人は救出され、襲撃グループの4人は拘束された。当局者は計画的な犯行だとの見方を示したが、襲撃側の身元や動機などは分かっていないという。 襲撃グループは爆発物と火炎瓶で武装し、派出所に放火したといい、アラビア語で「聖戦」と書いた旗を掲げていたとされる。警察が犯行にかかわった組織について捜査を進めている。 ウイグル自治区では2009年にも民族対立による騒乱が起き、約200人が死亡、1800人が負傷している。当局はこの衝突について、独立を目指す少数民族ウイグル族の集団が引き起こしたものだと断定していた。