東京(CNN) 結婚相談所マリーミーのオフィスには、東日本大震災以来、入会問い合わせの電話がひっきりなしにかかってくるようになった。その数は震災前に比べて30%増えたという。 同社の植草美幸氏は、「震災前は会員の多くがただ漠然と結婚を考えていた」と話す。しかし震災後、悲惨な映像をテレビで何度も目にするうちに、独身でいることに不安を覚え、生涯のパートナーを見つけたいと考える人が増えたという。既存の会員たちも以前より真剣にデートに行くようになった。 27日に入会した女性も、震災を契機に人生の優先順位を考え直すようになったといい、「また大きな災害がくる前に早く行動しなければ」と話す。会員になるには、入会時の10万円プラス月々1万500円の会費を支払う必要がある(金額はいずれも取材時点のもの)。 専門家は、女性を中心にこうした変化が起きていることに驚いてはいない。1995年に起きた阪神淡路大震災で