米Amazon.comがオンラインストレージサービス「Amazon Cloud Drive」と共に、クラウドに音楽ライブラリを置く音楽ロッカーサービスの提供に乗り出した。この分野ではAppleとGoogleの参入争いが報じられていたものの、いきなり現れた伏兵Amazonに先手を取られた格好になった。 しかし、このAmazonのクラウド型音楽サービス、正直つかいにくい。シンプルと言えば聞こえはいいが、ムダがそぎ落とされているのではなく、これから必要な機能を足していかねば……という物足りなさ満点なのだ。なんで、もっと整えてからリリースしないのかと言いたくなる。だが、Amazonとしては、こうするしかなかったのだ。好意的に解釈すれば、このシンプルさにはクラウドに舵を切る同社の本気が刻み込まれている。だからこそ「よくぞ出してくれた!」という声も聞こえてくる。 ライセンス交渉を飛ばして音楽ロッカー提