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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (3)

  • 『精神科医が自分の家族や親戚に向精神薬を普通に使う話』

    過去ログで、自分の親戚の子を自分の病院に入院させ、治療をした話が出てくる。その前後の経過だが、当初、自分には特に連絡もなく、近所の精神科クリニックに通院していた。 ところがうまく改善せず希死念慮まで出てくる始末で、その家族から自分に連絡があり、治療を任せてもらった。僕が診始めた当時、すぐに休職すべき状態で今後の目途も経たない状況であった。遠方だったので入院治療を選んだ。 その後、経過は順調で3環系か4環系か忘れたが、古典的な抗うつ剤で寛解状態に至った。以前のクリニックでなぜ良くかならなかったと言うと、パキシルで治療されていたからである。(パキシルが悪いわけではなく人に合わなかった。結果的にだが) 現在、寛解以後、向精神薬は全て中止しており、あれから5年以上は経つが再発はない。この中止のパターンだが、積極的な中止ではなく数年服薬していたが、その後、自然な経過で中止できている。癌だと治癒は5

    『精神科医が自分の家族や親戚に向精神薬を普通に使う話』
  • 『25年以上デパスだけ服用していた人』

    デパスのテーマでは、統合失調症の人が長期に渡りデパスだけ服用していた話がいくつか出てくる。 今年、久しぶりにそのような人に遭遇した。彼はなんと25年以上デパスだけ服用し、病状が改善しないまま悲惨な生活を送っていた。 発病した当時は運転手などをしていたという。その後、突然、幻覚妄想が出現し、2回ほど単科の精神病院に入院したようである。(記録も残っておらず詳細は不明)。 その後、金銭的な理由で精神科に受診しなくなった。25年前は既に今の自立支援法に当たる32条があり、精神科窓口の支払いは5%で良かった。 この32条とは、通院医療公費負担(精神保健福祉法32条)を指し、通院医療費の95%を公費で負担すると言うものである。ただし、残りの5%も他の公費で負担し外来精神医療が実質無料だった都道府県も少なからずあった。当時の32条は適応疾患の範囲が狭く、神経症などは認められなかった。 従って治療が続かな

    『25年以上デパスだけ服用していた人』
  • 『人をうつに陥れる達人』

    普通、こういう人を直接、精神科医が見ることは少ない。たいていは患者さんからの又聞きである。そういう人が上司にいたりすると部下は相当に困惑し悩む。一部の人は精神が耐えられる範囲を突破し、うつ状態や神経症状態になったりする。 そういう人たちがしばしば精神科にやって来るので、「人をうつ状態に陥れる達人」について又聞きの範囲で種々の特徴を掴むことはできる。 まあ徒然なるままに、その特徴を挙げていくと、まずある程度上の役職までなったような人なのでそれなりに能力は高いんだと思う。 しかし彼ら(彼女ら)は、人の気持ちを配慮する能力が欠如しているので、相手を傷つけることを言ってしまったりする。もちろん仕事上で、何がしか言わざるを得ない場面もあるだろう。しかし少なくとも、そんな風に言わなくても良かろうというのが多い。 重要な点は、彼らが相手を深く傷つけたことに気付かない点だと思う。 そういう人たちが、なぜ上

    『人をうつに陥れる達人』
    T_Tachibana
    T_Tachibana 2009/03/20
    Psychopathの話/「「人の気持ちを配慮する」心の機能は何かの拍子に容易に傷つきやすいのであろう。」/リンク先の「お医者様の奥様ry」も興味深い
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