渋谷駅の近くに、こんな看板を掲げた店がある。 中国食品 渉谷店 日本の文字と繁体字、簡体字が混在する所には、表記の混乱が珍しくない。昔、HMVのアジアポップスコーナーでテレサテン(鄧麗君)の中国版CDを見かけ、ひょいと裏の曲目リストを見てみると「作曲:南ニラせフ」とあり、それだけで気に入っちゃって、真剣に購入を考えたことがある。この「涉谷」もたぶん今では有名な例だろう。僕の中国語BLOGである東京碎片にも「涉谷109ってどうのこうの」と書き込みをした人がいて、僕は苦笑しながら「違うんですよ」と説明したことがある。 だがこの「涉谷」、どうも普通の誤字とは少々趣が違う。かなり確信をもって使っているような印象を受けるのだ。 台湾などの街角にも、こんな表記はけっこう当たり前にあるようだ。日本観光関連のサイトにも、堂々とそう書いてあったりする。さらには、Twinsという台湾の女性デュオの曲に「涉谷車
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