このたびの東日本大震災の被災者の方々に、心からお見舞いを申し上げます。被害に遭われた方々にとって、この2週間が、その一分一秒が、どんなものだったかを思うと、本当におかけする言葉も見つかりません。 生きているとはどういうことなのだろう。サッカーをする意味とは何なのだろう。見つめ直さずにはいられない日々のなか、思わず頭をよぎったのは「今のオレ、価値がないよな」。試合がなくなり、見に来る観客がいなければ、僕の存在意義もない。プロにとってお客さんがいかに大切か、改めて学んでもいる。 サッカーをやっている場合じゃないよなと思う。震災の悲惨な現実を前にすると、サッカーが「なくてもいいもの」にみえる。医者に食料、必要なものから優先順位を付けていけば、スポーツは一番に要らなくなりそうだ。でも、僕はサッカーが娯楽を超えた存在だと信じている。人間が成長する過程で、勉強と同じくらい大事なものが学べる、「あった方