国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日のIOC総会で、五輪運動の発展に寄与したことをたたえる「五輪オーダー」(功労章)で最高の金章を、特例で菅義偉首相と東京都の小池百合子知事に授与すると明らかにした。通例では五輪の組織委員会会長のみが受章するという。 【写真】昨年11月 バッハ会長から功労章を授与される安倍前首相 バッハ氏は「例外となるが、(新型コロナウイルス禍などで)困難だったこの2年間を考えると、日本当局の支援がなければ大会は実現できなかった」と説明した。組織委の橋本聖子会長には金章、武藤敏郎事務総長には銀章を贈る。 日本の歴代首相では安倍晋三前首相が初めて受章し、昨年11月に金章を授与された。