痛風は 、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって痛みをひき起こす症状の事で、風にあたっても痛むというほどの激痛を伴う厄介な病気です。そもそも痛風の原因となる 尿酸塩の結晶は、血液中の尿酸が多くなりすぎている状態で、尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在し、やがてそれが結晶化して痛風の症状を引き起こします。この血液中の尿酸が多い状態を高尿酸血症といます。尿酸とはプリン体という物質であり、体内の細胞の老廃物です。尿酸という言葉は「尿に排泄される酸」という性質に由来しているそうで、通常は代謝の経過で腎臓から燃えカスとして尿と共に一定量排泄されるものです。尿酸の血液内における濃度、いわゆる尿酸の基準値は、おおよそ「 4.0~7.0mg/dl位」が正常とされています。ふつう体内では、毎日0.5g程の新たな尿酸が自己生成され、更に食物から0.1g程を吸収されて、常に体内外を循