ライブドア(現LDH)事件をめぐり、同社の個人株主ら約1700人と法人11社が、事件発覚による株価暴落で損害を受けたとして、同社や元社長の堀江貴文被告(37)=証券取引法違反で懲役2年6月の実刑、上告中=らに約95億円の損害賠償を求めている訴訟で、東京地裁は10日、東京都港区の六本木ヒルズにある堀江被告宅で、テレビや三味線など5点(計約33万円相当)の差し押さえを執行した。 株主側代理人によると、差し押さえは原告の個人株主6人が今月3日に行った申し立てに基づくもの。申し立てられた請求額は1審東京地裁判決が堀江被告らに命じた賠償約76億円のうち、原告6人分の約820万円。 差し押さえられた資産は4月7日に堀江被告宅で競売にかけられ、売却代金は原告らに分配される。不動産や預金などは差し押さえ対象となっていない。 訴訟をめぐっては、東京地裁が昨年5月、同社や堀江被告らに対し、原告の株主約3300