自分は子供に何を伝えられるのか? 自分の背中を見て育つ子供。彼らに何を伝えることができているのか。親として、日頃そのようなことを考える人も少なくないだろう。伝えたい「想い」はあるが、どのように話すべきなのか、いつ、どういったときに言うべきか。そんな風に悩んでいる人も多いのではないだろうか。 本書『魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう』は、起業家兼不動産投資家として活躍し、不動産関連書籍を多数出版する浦田健氏の最新作だ。 浦田氏がこれまでの経験の中で見出した、人生において大切だと考えられるものが、お金と幸せの法則、ビジネスの成功法則、コミュニケ―ション、運をつかみ成功する、という4編に分けられ、33のメッセージにまとめられている。そして、親の立場から子供に対して伝える形でわかりやすい言葉を選びながら進んでいく。 タイトルを見たときは魚を「お金」に読み替え、お金を与えるのではなくお金