2017年10月22日のブックマーク (3件)

  • 中島岳志『親鸞と日本主義』がすごい! - ひじる日々

    中島岳志『親鸞と日主義』新潮選書 親鸞と日主義 (新潮選書) 作者: 中島岳志 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/08/25 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 読了。これはすごいだと思う。 仏教と超国家主義の関係はもっぱら日蓮主義の系譜が問われてきたが、大学や論壇に苛烈な「思想戦」を仕掛け恐れられたのは浄土真宗の開祖、親鸞の教えに立脚した三井甲之や蓑田胸喜といった右翼知識人グループ(原理日社)だった。序章「信仰と愛国の狭間で」と、1章 「『原理日』という悪夢」では、中島人がそれを知った時の衝撃を追体験できる。 3章「転向・回心・教誨」では、官憲に協力して共産主義者を次々と「転向」させた教誨師(真宗僧侶で構成)の活動に触れる。自分も外来宗教なのに、キリスト教や共産主義など外来思想への防波堤を自認し、日主義の権化となった仏教、とりわけ浄

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    Taqm
    Taqm 2017/10/22
  • 『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?』教育の旅紀行 - HONZ

    ロンドンの貧困地区の中等学校で数学を教えていたイギリス人教師が、学校をめぐる旅に出た。OECD(経済協力開発機構)が実施しているPISA(学力到達度調査)で高得点をあげた国々を選び、学校を訪問する。この旅を通じたフィールドワークはユニークなものだ。PISAの成績上位国の学校で働く教師たちのメールアドレスをネットで探し、彼ら・彼女らの学校での手伝いをしながら、その教師たちの自宅に2、3週間滞在させてもらう。こうして、公式のルートで依頼したらあてがわれてしまいそうな「ピカピカの」学校ではないところに入り込む。さらには、教師たちの家族や友人との会話を通じて、「公式見解」とは異なる、その国の教育の実情に迫る。選ばれた国や地域は、シンガポール、上海、日、フィンランド、そしてカナダである。 帰国後、彼女はクラウドファンディングで出資を募り、旅の記録を一冊のにまとめた。それが書『日の15歳はなぜ

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    Taqm 2017/10/22
  • 『佐治敬三と開高健 最強のふたり』 - HONZ

    赤坂・一ツ木通りが青山通りに突き当たるすこし手前に「木家下BAR」がある。読み方は「こかげ」。雑居ビルの地下一階にある店だ。 専用階段を降りて重い木の扉を叩いて来店を伝えると、マスターが中からドアを開けて迎い入れてくれる。10人ほどが座れるL字形のカウンターと、数人で囲める木のテーブルと椅子があるだけの小体な店だ。カウンターの端にはいつもの巨大なかすみ草の花束。はじめて訪れたのは20年ほど前のことだ。 案内してくれたのは雑誌「ギリー」を創刊したばかりの元サントリー宣伝部渡辺幸裕さんだった。「ギリー」は「pen」と名前を変え現在まで続いている。この店では元サントリー宣伝事業部長の若林覚さんや写真家の高橋曻さんたちとも知り合った。高橋曻さんは開高健とともに大アマゾンでの釣り紀行『オーパ!』を生み出したフォトグラファーだ。 壁には高橋さんが撮影した開高健のダンディな写真が飾られている。カウンター

    『佐治敬三と開高健 最強のふたり』 - HONZ
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    Taqm 2017/10/22
    開高健の作品には大阪っぽさを感じるけどな.大阪には信用と楽観性からなる商人気質がベースにあるように思う.