千葉フィルハーモニー管弦楽団 第71回演奏会にご来場いただき、誠にありがとうございました。 次回演奏会は、2025年1月4日(土)ティアラこうとう 大ホールにて、ドヴォルザーク/スケルツォ・カプリチオーソ、コダーイ/「孔雀は飛んだ」による変奏曲、ブラームス/交響曲第2番を演奏します。ご期待ください。 作曲されたのは、38歳の1894年だから、初期の大作〈クレルヴォ交響曲〉より3年後、〈カレリア〉組曲の翌年、99年に書かれた交響詩〈フィンランディア〉よりは5年前にあたる。但し〈フィンランディア〉のような愛国的な色合いはなく母国の大自然をおおらかに讃えた賛歌になっている。 曲を特徴づけているのは、主題の“息の長さ”。第1主題は ①a + ①b のように長大で、歌曲や賛美歌として発想した楽想を転用したようにも思える。チェロ+ヴィオラとクラリネットに始まる ①aと、木管をクラからオーボエに替えた