いくつ、あなたの名を、星に刻めば、忘れさせてくれますか? この方舟から、そっと人工衛星を放出して、レーザーで、あなたの名前を刻み付ける 嘲笑するのは、僕と、僕を囲む機器達ばかりだ 誰にも、気づかれぬよう それが、決して、意味を持たぬよう 背中に、視線を感じた 間違いでついたホログラムじゃ、魅力も半減だな そっとそっと、文字を刻む ようやく消えようとする、惑星 そっと、息も絶え絶えに、時を刻む ようやく癒えようとする、悪弊 もう、僕は、あなたの名を刻むのは止めにしました だって、僕は、もう、あなたとともに、消えるから 最初から、そうすべきだった そうだ、あなたは、僕の中に刻まれていた