お盆に帰省した子どもや孫にお小遣いをあげる「お盆玉」が広がっている。江戸時代に東北で奉公人に衣類やげたを渡した習慣が由来とされ、お年寄り向けに専用ポチ袋の種類が増えたり、取り扱い店が多くなったりしている。夏の風物詩として定着するか。 日本郵便は、全国の郵便局で専用のポチ袋「お盆玉袋」を売り出した。ヒマワリやスイカをあしらった夏らしいデザインが6種類。3袋入りで価格は税込み162円と216円がある。「お盆玉」の名称は紙製品製造販売のマルアイ(山梨県)が商標登録しており、使用契約を結んだ。 大手雑貨店のロフトは2年前から夏用のポチ袋を販売している。専用コーナーを設けた昨年は売り上げが前年より18%増えた。今夏は扱う商品や店舗数をさらに増やす。担当者は「帰省した家族にお小遣いをあげたい人は多い」と話す。(竹山栄太郎)
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