タグ

量子コンピュータと量子力学に関するTensorのブックマーク (4)

  • 量子コンピューティングを脅かす「量子もつれの突然死」 | WIRED VISION

    前の記事 UNIX時計が「1234567890」を表示する2月14日 バクテリアの「知性」を研究する:情報伝達の仕組みを解明 次の記事 量子コンピューティングを脅かす「量子もつれの突然死」 2009年2月13日 Brandon Keim 従来の物理の法則に反して、2つの量子状態が互いに相関を持つ不可思議な「量子もつれ」[「量子絡み合い」「量子エンタングルメント」などとも呼ばれる]の現象。これを応用した先進技術の開発に、とある不安材料が指摘されている。その不安材料とは、同じく従来の物理の法則に反するもう1つの不可思議な現象、「量子もつれの突然死」だ。 「量子コンピューティング(日語版記事)、量子暗号、量子テレポーテーション(日語版記事)――これらはすべて、量子もつれ現象を必要とする。問題は、それをどれくらいの時間無事に保てるか、という点だ」と、ロチェスター大学の物理学者Joseph Eb

  • 量子コンピュータって何? その3

    さて、前回までは、量子コンピュータの基アイデアと、その元となった量子論の基礎の基礎について、できる限りかみ砕いて説明してみた。 でもって今回は、さらにその続きとして「量子テレポーテーション」というものについて解説を試みたい。 テレポーテーションというのは、日語で「瞬間移動」のことである。最近の映画「ジャンパー」を見たことのある人は、主人公が超能力を使って瞬時にさまざまな場所へと移動してのけたのを見ただろう。あれが、テレポーテーションだ。また、「ドラえもん」に出てくる「どこでもドア」も、機械(どこでもドア)を使ったテレポーテーションということができるだろう。 残念ながら、「量子テレポーテーション」はそんな派手なものではない。じゃあ、それはどんなものかについて、まずはその元となる「量子の絡み合い」と、そこから生まれた「EPRパラドックス」から説明していこう。 複数の量子のあいだには、量子力

    量子コンピュータって何? その3
  • 量子コンピュータって何? その2

    前回は、量子コンピュータの特徴について書いてみたが、肝心の「量子とは何か?」、そして「量子テレポーテーションとは何か?」については、まだ解説していなかった。今回は、量子とはどんなモノであるかについて、簡単に解説してみたい。 “量子”について、辞書で調べてみると、広辞苑第六版には「不連続な値だけを持つ物理量の最小の単位」と出ている。要は、原子よりも小さく物質を分割したときの小さな粒子、例えば電子や光子(光の粒子)などは「量子」ということになる。 では、「不連続な値だけを持つ」とはどういうことなのかというと、電子や光子などといったサイズの粒子は、それ以上分割できないため、そのエネルギー量は、1個分ずつ大きくなり、中間の値を持たないということだ。例えば、電子の持つエネルギー量は、電子1.5個分というような中途半端な値になることはないのだ。 こう書くと当たり前のことのようだが、1905年に初めてア

    量子コンピュータって何? その2
  • 量子コンピュータって何? その1

    5月26日、NTT大阪大学は、「量子テレポーテーション」を使った量子計算に成功したと発表した。この技術は、量子コンピュータの実現に有望だとされており、実現への突破口が開かれたとされている。 ……とまあ、大変重大なニュースのような気もするのだが、なにしろモノがモノだけに、何の話をしてるのか、解説しようとすると実に難しい。 なんといっても、「量子テレポーテーション」とか「量子コンピュータ」がどんなものであるかについて話すには、まずは「量子論って何?」ってところまでさかのぼる必要があるからだ。 何はともあれ、今回はまず「量子コンピュータとはどんなもので、なぜそれの研究が進められているのか」といったあたりのことについて、大まかなところから解説していきたい。 量子コンピュータを一言で定義してしまうとすれば、それは「通常のコンピュータが演算に利用している「ビット」を、量子力学的な「重ね合わせ」の状態

    量子コンピュータって何? その1
  • 1