自社製品としてもERPを有し、世界の拠点で共通の基幹系にも使われるOracle Databaseは、Unicodeへの対応も早かった。今回話題のJIS X 0213:2004に対応するために必要なUnicode 3.2については、Oracle Database 10g以降での対応となっている。したがって、Vista環境で利用する際には、それ以降のバージョンを使う必要がある。 SQL Serverにもデータ型の先頭に「n」がつくものと、そうでないものがあったように、Oracle Databaseにもnvarchar2やncharといったデータ型が用意される。しかし「JIS X 0213:2004に対応する」という意味では、これらのデータ型を使う必要はない。 それは一般に用いられているcharやvarchar2といった「n」の付かないデータ型でも、Oracle Databaseの場合にはサロゲ