今回は、オプティマイザ統計(Statspackなどで収集する統計情報と区別するため、オプティマイザが実行計画作成のために使用するものをオプティマイザ統計と言うことにします)の収集について説明します。最近、次のようにオプティマイザ統計の収集ついて聞かれる機会がありましたので、ここで説明することにしました。 「コストベース・オプティマイザ(CBO)だけになったためにオプティマイザ統計の収集は必須になりましたが、オブジェクトが多いと収集時間も軽視することができません。かといって収集時間を短縮したいがためにサンプル・サイズを小さくしたり、収集頻度を減らしたりすることで実行計画が最適でなくなったら困ります。オプティマイザ統計の収集に対する指針などあれば教えてください。」 これには、こうすれば良いという明確な指針はないので、皆さん結構悩まれているのではないかと思います。これについて、私の考えをまと
今回は、パフォーマンスに一番影響する索引について説明します。 「パフォーマンスを向上するためには効率よい索引の設計を行って下さい」と言われますが、具体的にどのように設計すればよいか分からない方も多いと思います(多く作成すればオーバーヘッドになりますし、逆に必要なSQL文で索引が使用されないことがありますよね)。そこで今回はデータベースの原点に戻って索引について説明しようと思いますので、参考にして下さい。 Oracle Databaseには、いくつかの索引の種類があります。こちらを押さえておくと、さらに理解が進むと思います。 オラクルエンジニア通信:「Oracle Databaseの索引の種類 - Bツリー、ビットマップ、索引構成表、索引クラスタ」 ■1.索引とは 先ずは、パフォーマンスに関する基本中の基本である「索引とは」について簡単に説明します。皆さんは当然ご存知かと思いますが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く