前回の続き。 ジャパネットたかたといえば、先週の『日経ビジネス』(2009年3月30日号)の「消費退国/ニッポンの生活者を掴め!」で扱われていたのをご覧になった方もおられるはず。大手家電量販店を含む国全体の消費が冷え込む中、2008年も対前年比18%増、経常利益率5%前後を維持し続けている秘密に迫ろうというものだ。この記事の中でいちばん注目すべきなのは、「(販売する商品を)最終決定するのは当日の午前9時頃だ」という部分ではないかと思う。 ジャパネットたかたは「テレビジョン」の具現 駅前の魚屋を地でいく手法 テレビジョン(television)というのは、遠くにあるものが見える装置である。『Oxford English Disctionary』には、“『Scientific American』(1907年6月15日号)によると、電送写真の技術などが「テレビジョン」実現への着実なステップになる