共和党に「荒療治」を施す? その理由をさらに深く理解するためには、アメリカの外交政策をめぐる大きな思想的対立の歴史を理解する必要がある。 アメリカ外交の大きな流れに、アイソレーショニズム(国内問題優先主義)とインターヴェンショニズム(海外積極介入主義)がある。アイソレーショニズムは、海外の諸問題に関わり過ぎず、国内の諸問題解決に力を注ぐべきだとし、アメリカ軍の海外派兵には消極的な考えだ。 一方の海外積極介入主義は、海外の諸問題解決に積極的に介入し、アメリカが世界に誇る民主政治体制と基本的人権の尊重を世界に拡散し、世界平和を達成するべきで、そのためならばアメリカ軍の海外派兵も行うべきだという考えだ。 今回の大統領選挙候補者たちがこの2つの流れのどちらに属するのか分類してみると、「アイソレーショニズム(国内問題優先)」にはドナルド・トランプ、バーニー・サンダース、一方の「インターヴェンショニズ
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