イスラエル軍によるパレスチナ暫定自治区のガザ地区への地上作戦が続くなか、イスラエルのネタニヤフ首相は、軍に対して、地上作戦の大幅な拡大に向けて準備を進めるよう指示し、犠牲者がさらに増える懸念が高まっています。 イスラエル軍は、17日、地上部隊によるガザ地区の侵攻に踏み切り、境界線から1キロ以内の地点に数千人の兵力を投入して、イスラム原理主義組織ハマスが設置したロケット弾の発射装置や地下トンネルの破壊に乗り出すなど攻勢を強めています。 こうしたなか、イスラエルのネタニヤフ首相は18日、閣議の冒頭で演説し、ハマスによるロケット弾の脅威を取り除くには、空爆だけでは不可能だと改めて強調するとともに、軍に対し、地上作戦の大幅な拡大に向けて準備を進めるよう指示しました。 ガザ地区では、18日、イスラエル軍の砲撃で、10代の3人のきょうだいが殺害されるなど、地上作戦が始まってからこれまでに35人が死亡し