高校野球の甲子園優勝を目指し、宮崎県が今年度から取り組む「夢・実現 甲子園優勝プロジェクト」で、強化推進校に指定された4校が、全国高校野球選手権宮崎大会でいずれも敗退したことについて、河野知事は24日の定例記者会見で「必ずしも事業が無駄になったとは考えていない」と述べた。 県は今年度、昨秋の九州地区秋季大会県予選で4強入りした都城商と宮崎西、日南学園、日章学園の4校にそれぞれ38万円を支給し、強豪校と対戦する遠征費などをサポートした。しかし、今大会で4校は準決勝を前に敗れた。 河野知事は「シード校や有力校が敗退しており、波乱の大会という印象がある」とした上で「プラスに捉えれば全体的にレベルアップしているのではないか」と語った。