中国では習近平国家主席の父親、習仲勲元副首相の生誕から100年を迎えるのを前に、その功績をたたえる動きが広がっていて、習主席の求心力を高める狙いがあるのではないかという見方が出ています。 習近平国家主席の父親、習仲勲氏は中華人民共和国の建国に関わり、副首相を務めたほか、広東省で経済特区を作るなど、改革開放路線を陣頭で指揮しました。 中国では習仲勲氏の生誕から15日で100年を迎えるのを前に、その功績をたたえる動きが広がっていて、各地で行われている記念行事には習主席の弟の習遠平氏が出席し、「先代の革命家の輝かしい功績を継承し、中華民族の偉大な復興を成し遂げよう」と訴えたということです。 また、11日付けの新聞「中国青年報」も遠平氏の寄稿文を掲載し、「父親は私たちに、人民に寄り添い、苦楽をともにするよう命じていた」と記したうえで、文化大革命当時、貧しい農村に送られていた習主席が、休みも取らず農