生物学者 池田清彦さん(本人提供)この記事の写真をすべて見る 国内でもワクチン接種が始まり、新型コロナウイルスの収束に期待がかかるなか、生物学者の池田清彦さんはワクチン接種が広まっても、収束できない可能性を指摘する。 * * * 僕は様子を見てからワクチン接種するかしないかを決めたい。その理由は、感染させるリスクが高い人から接種したほうがいいと思っているから。 僕なんかは外出も控えているし、感染させるリスクはほとんどない。多くの国民が接種を終えている英国やイスラエルでは感染率が急激に下がっているから、ワクチンが効くのは確かだと思う。 副反応の面でもアナフィラキシーが出る人はいるが、その割合は非常に少ない。60代の人がくも膜下出血になったというけれど、ワクチンとの因果関係は不明です。 日本では4月から高齢者への接種が始まりましたが、65歳人口16万人の八王子市ではわずか2千人分だけ。ワク