人間は死ぬとその人生において培ってきた大量の情報や経験を全て消失させてしまう。 だからこそ人類は「文字」を発明し書物に知恵や知識を記すことで後の世代に継承してきた。 一人の人間が一生の内に触れる情報は膨大だ。積み重ねた経験も価値がある。そういった人類の連綿と続く情報のリレーによって現在の我々は生かされている。 「老害」という言葉がある。 この言葉がいつから使われ始めたのか私はわからない。 「老害」の対義語に当たりそうなのは「ゆとり」なのだろう。 若年層を揶揄する言葉として定着してしまったゆとりという言葉。 この言葉に責められる若者は気の毒だし不憫だ。 あくまで個人的な推測だが老害という言葉はゆとりと揶揄された若者が考えだした言葉なのではないだろうか。そんな気すらしてくる。 年代ごとに輪切りにしてレッテルを貼る行為は今に始まったことでは無い。 現に私も「団塊ジュニア」というレッテルを貼られて
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