「よそ者にはきてほしくない」 「よそ者のあんたらにはわからない」 被災地取材や地方取材をしていると、 こんな言葉を投げつける人がいる。 その瞬間、思う。 この村はダメだな。 数十年後にはなくなっているだろうと。 日本の田舎に幻想を抱く人もいるかもしれないが、 田舎は驚くべきほど保守的で閉鎖的だ。 決まりきった人間関係とその序列を崩したくない。 外からの刺激をシャットアウトし、 内なるルールと秩序を守ることで、安穏と暮らしたい。 そう思っている人が多い。 それで村がこの先も存続し、 発展していけるならそれでいい。 しかし時代や社会の環境が大きく変わり、 もはや今まで通りのやり方では立ち行かなくなった。 保守的・閉鎖的・非効率的な村のやり方に嫌気がさし、 どんどん若い人たちが村を出て帰ってこない。 結果、高齢化率は上がり、学校が消え、郵便局が消え、 商店が消え、交番が消え、病院が消え、 過疎化

