「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」の銘板には、正田篠枝の短歌が記されている=広島市中区で2025年8月5日午後1時35分、宇城昇撮影 広島市で6日にあった平和記念式典のあいさつで、石破茂首相は被爆した歌人の短歌を引用し、2度にわたって読み上げた。 「太き骨は先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり」 原爆の猛火に襲われて教師を頼って死んでいった子どもたちと、最後まで教え子を守りながら命を落とした教師の無念を伝えている。 歌人は正田篠枝(1910~65年)で、爆心地の南東1・7キロの自宅で被爆した。正田は戦後、自らが目の当たりにした情景や知人らの体験を歌に詠んだ。この1首を含む100首を収録した歌集「さんげ」を47年に作った。

