「一粒100円、では飲んでください。」 「はい」 「どうですか」 「ええ、なんというか頭から喜びが溢れてきます」 「それは報酬系が満たされドーパミンが出ている証拠です」 「なるほど」 「ああ、言い忘れておりましたが、この薬は承認欲求を満たす薬ではありません。」 「え?」 「承認欲求が治る薬です。」 「治る…?」 「ええ、ですからあなたは今後承認欲求に苦しむ必要は無いのです。」 「ちょっと待ってくださいよ!そんなの聞いて…うっ」 「あなたのブックマークコメント中毒に両親も困っているんですよ。では、私はこれで。」 「…ちょっと…どこいくんだ…意識が…遠く…」