ぼくのパソコンの中には「写真_未整理」と名付けられたフォルダがある。気になって撮ったものを、とりあえず入れておくところだ。ながらくほったらかしにしておいたら5Gぐらいの容量になっていたので、整理することにした。 そうしたら、神様をみつけた。 (text by 大山 顕) ■なんでこんなもの撮ったんだろう 入っていた画像のそのほとんどが「なんでこんなもの撮ったんだろう?」と自分でも首をかしげるものばかりだった。たとえばこんな写真。
ぼくのパソコンの中には「写真_未整理」と名付けられたフォルダがある。気になって撮ったものを、とりあえず入れておくところだ。ながらくほったらかしにしておいたら5Gぐらいの容量になっていたので、整理することにした。 そうしたら、神様をみつけた。 (text by 大山 顕) ■なんでこんなもの撮ったんだろう 入っていた画像のそのほとんどが「なんでこんなもの撮ったんだろう?」と自分でも首をかしげるものばかりだった。たとえばこんな写真。
コピ・ルアックというコーヒー豆がある。それはとても希少な豆で、年間の生産量はせいぜい200キロ程度。市場では500グラムで300ドル(35000円くらい)で取引されるともいう。何がそんなに希少なのかというと、その生産過程に特殊な条件があるのだ。 今回はそんな希少なコーヒー、コピ・ルアックを飲ませてくれるというカフェでお話を伺った。 (安藤 昌教) うんこ コピ・ルアックは特殊な過程を経て生産される。何が特殊かというと、うんこだ。 うんことか公の場で書くの久しぶりでうれしい。だけどなにも書くことに困ってやけになっているわけではない。コピ・ルアックという豆は、ジャコウネコが排出した豆を集めて作られたコーヒーなのだ。 ジャコウネコは熟したコーヒーの実を好んで食べ、消化しきれなかった種を排出する。種はパーチメントと呼ばれる殻に包まれており実際にコーヒー豆として使うのはその殻を排除したものなので、豆
ときどき訪れてはなぜだか心ときめいてしまう場所がある。買う必要のないものに心ひかれる場所、ホームセンターだ。 以前「薬局でグッとくるもの選手権」という記事を掲載したが、グッとくる度合いはホームセンターも負けてはいない。軍手ひとつ買いに行っただけなのに余計なものまで見てしまい、気づいたら2時間近くいることもある。 ザ・ホームセンター。意味なく定冠詞をつけたくなるさわやかな語感の響き。 そんなホームセンターで買うつもりはない金槌を眺めたりしたレポートをお送りします。 (text by 法師丸) やはりホームセンターと言えば、まず思い出すのが工具類。スパナだけでもこんなに種類が揃っていて、早くもグッとくる。そしてどれを買えばいいのかわからなくなって混乱する。 いや、今回は別にスパナを買いに来たわけではない。だから迷う必要はないのだが、それでもクラクラくる。 いつかスパナ買いに来るときは、かなりの
洗濯機を持っているので、普段はあまり馴染みのないコインランドリー。ふとしたきっかけで使ってみたら、ちょっとだけ変な感じがしたのだ。不思議なコインランドリーをいくつか探してみた。 (斎藤 充博)
熊本県は天草にある「おっぱい岩」というのを見に行ってきた。 そこは予想以上に人気のスポットだった。 (T・斎藤) フェリーを予約。その時・・・ おっぱい岩は、熊本県は天草にある。 長崎在住の私はフェリーに車を乗せて向かうことにした。 フェリーを使わず陸路だけでも行けるが、それだと有明海をぐるっと回るため、片道5時間くらいかかる。 フェリーには6台しか車が乗らないため事前に予約した方がいい。そう聞いてフェリー乗り場に電話した。すると、 「何かあって欠航の時は携帯に電話します。 まぁ、たぶん無いとは思いますが。 」 と言われた。 長崎で欠航するような「何か」と言えば、それは台風のことを差す。なので私もこの時期だったらまず間違いなく船は出るだろうと思った。 ところが、私が乗る予定だった日の前日、東北関東大震災が起きた。 まさかこんなことが起こるとは…と、フェリー乗り場のおじさんが言った「まぁ、た
何年も家族で外国に転勤していた友人が教えてくれた話。ニューヨークにいた頃どうしてもラーメンを食べたくなったのだけど、中華麺が手に入らなかったのでスパゲティでラーメンを作っていたのだそうな。 それはラーメンではなく中華風スープスパなのでは?と思ったら、どうもそうじゃないらしい。聞いてみると、お湯に重曹を入れてスパゲティを茹でると中華麺になるのだという。 ホントだろうか。なんかエイプリルフールのネタみたいな話だけど、あんまり真剣に言うのでやってみました。半信半疑で。 (松本 圭司) 原理的には確かに中華麺になる気もする 中華麺は小麦粉に「かん水」を混ぜ作る。普通に小麦粉を練って麺を作るとウドンになってしまうが、かん水を混ぜることでコシがあって黄色い中華麺になるのだ。 かん水は炭酸ナトリウムが主成分で、それが良い具合に化学反応を起こして小麦粉を中華麺にするらしい。 一方、重曹は炭酸水素ナトリウム
小学校の時の話だが、クラスメイトが学校にオジギソウを持ってきた。 草なのに触ると動く!これまでの人生経験(といってもたかが10年くらいのことだが)を覆す植物の存在に、とたんにクラス中がトリコになった。その結果、みんなでベタベタ触りすぎたために、オジギソウはすぐに枯れた。合掌。 大人になった今でもオジギソウが好きで、見かけるとついつい触ってしまう。ところが、その植物、オジギソウじゃないことが圧倒的に多いのだ。触ってもピクリともおじぎしてくれないときのあのガッカリ感。ぬか喜び。落胆。むなしさと悲しみ。 二度とあんな目に遭わないためにも、どれがオジギソウでどれがそうでないのか、きっちり見分けられるようになりたいのだ。 (text by 石川 大樹) ※みなさんにもうろ覚えのオジギソウの記憶と格闘してほしいため、本物の写真は終盤に掲載します。とはいえオジギソウを今まで見たことがない人は記事の意味が
1980年代、僕はプロレスに夢中だった。個性溢れる強い外国人レスラーが沢山いて、その戦いぶりに胸を躍らせていた。スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ミル・マスカラス、アンドレ・ザ・ジャイアント…、名前を挙げれば切りがない。そんな当時、特に人気が高かったのが、ドリー・ファンク・ジュニアとテリー・ファンクによる兄弟タッグ「ザ・ファンクス」であった。喧嘩ファイトが売りの弟テリーと、正統派レスリングで世界チャンピオンになった兄ドリー。「テキサスの荒馬」と呼ばれるほど気性が激しかった弟テリーと、一方で冷静に試合を運ぶ兄ドリー、実に魅力的なコンビであった。 弟テリーは1983年8月31日、東京・蔵前国技館(当時)で引退しているが(84年に復帰したけど)、それから25年経ったこの3月、兄ドリーが両国国技館で引退試合を行った。御年、67才である。 まだやってたのかよ! (t
スターバックスコーヒーで注文をするのが苦手だ。 レジに並んでいると、前の人が「ダブルトールヘーゼルナッツラテウィズホイップ」とか言いだすのが怖い。つられてぼくもなにか難しい注文をしなければいけないんじゃないかという気分になる。 いっそのこと、メニューの中で最もややこしい組み合わせをきわめてみればいいんじゃないか。そうすれば、ふつうの注文がすごく簡単に感じられて、苦手意識も解消できるに違いない。 (text by 三土たつお) 実際の店舗でためしてみよう 今回の目的は、字面にしたときに最も文字数が長くなるような注文をスタバで実際にためすことだ。 さっそく最寄りの店舗におじゃまして、店員の方にその旨をつたえてみる。無礼にあたるかもしれないこのお願いを、その方は笑顔で聞いてくださった。 「いいですよ。では、最初にそういう注文の候補を考えていきましょう。ただしこれは社として保証する内容ではなくて、
形から入るジェネリック この「乳酸菌のめぐみ」はダイエーのプライベートブランド「セービング」の商品だ。 乳酸菌飲料の超スタンダード、「ヤクルト」を模して作っていると思われる。 ボトルの形状からしてヤクルトの「誰にでも親しめる、飽きのこない形をイメージし、特に容器の“くぼみ”は、子供や老人にも持ちやすく、また何口かに分けて味を楽しめるようデザインした(ヤクルト本社ホームページより)」というこだわりをうまく再現するのに成功している。 味の方は、オリジナルのヤクルトの方がコクがあり、ジェネリックヤクルトは酸味に独特の後味があり、必ずしもオリジナルを忠実に再現しているとはいい切れないが、価格差を考えると当然か。
1年ほど前に出会って一目惚れして以来、ずっと円筒分水のことが頭から離れませんでした(参考記事:「気になる堰、そして円筒分水へ」)。 調べてみると、円筒分水は全国に点在し、関東地方だけでもほかにいくつか存在するとのこと。 そう言われるとどうしても見てみたくなってしまうのが、ドボク好きの悲しい性。 手始めに、群馬県にある円筒分水を3基、まわってきました。 (萩原 雅紀) 円筒分水のおさらい 円筒分水とは水を公平に分配するための施設で、大正末期から昭和初期にかけて、日本で誕生しました。 1本の水路から単なる枝分かれで水を分配すると、流量の多いときと少ないときで分配する割合に差が出てしまいます。また、より上流で取水した方が多くの水を確保できるのは言うまでもないことで、そのため地域同士の激しい水争いが各地で起こりました。 そこで考案されたのが円筒分水。下から水を吹き上げる円形の池を造り、その外周へあ
押入れの整理をしていたら、使っていないミキサーが現れた。確か、知り合いに貰ったものだと思う。これといった使い道を見出せないまま、一度も取り出されることなく押入れの肥やしとなっていた。 最初は捨ててしまおうかと思ったが、ふと閃いて、インドのヨーグルトドリンクであるラッシーを作ってみる事にした。すると、これがなかなかに、うまくできてしまったのである。 それに気を良くした私は思った。自分の、自分による、自分のための、理想のラッシーを作ってみよう、と。 (木村 岳人) ラッシーを生んだインドは偉大だ 私はインドという国が好きだ。雑然としていて、嘘つきも多く、町を歩けば牛の糞を踏む。道路は廃ガス臭く、病気にだってかかりやすい。しかし、その吹き溜まりのような混沌の中には、吐き気を催すほどのエネルギー、無茶苦茶な包容力、そして一摘みの意味不明な心地良さが混在しているように思う。 私は学生時代にインドを訪
上野まで 上野までの京浜東北線、となりの女性が語呂合わせの暗記本を読んでいた。ちらちら覗くと内容がへんだ。 「言語領域の優先順位は」 「麻酔の作用は」 看護か薬学だろうか。しかし憶えかたは大化の改新ムシゴロシみたいなものだった。僕が入院して看護婦さんが点滴準備するときに「えーと、ムシゴロシ…」 とか言っていたらすこし怖い。いや、それがきっかけで仲良くなれるだろうか。 猫みたいにうどんを食べる人 上野でいきなりおなかすいたのでうどん屋に入る。となりの男性が「もふっ、ふも、ふう」と声を出しながら食べていた。 実家で飼っていた猫も刺身をあげると声を出しながら食べていた。 うどんがおいしいのだろうか。 僕がちらっと見たら声を出すのをやめてしまった。悪いことをした。 東北線に乗る。朝の時間のせいかごはんを食べている人が多い。おにぎりを食べながらペットボトルのお茶を飲んでいる。ごはんを食べ終わるといっ
「ひとつのカップラーメンを二度楽しむ方法があるんだけど知ってる?」と知人に聞かれた。 むかし読んだ本に月見そばに入っている卵を途中で割ると、割る前と割ったあとでふたつのスープの味が楽しめるということが書いてあった。そんなことかと聞いてみたらまったく違った。 食べてる途中に麺を出してソースをかけるというのだ。するとインスタントソース焼きそばの味になるというのである。 なんだその雑な方法は。(林 雄司) アイデアはDJ-BOBBY 毎週土曜日に FM-FUJI の朝の番組WESTSIDE TOKYO内の1コーナーに出演させてもらっている。その番組のメインDJがDJ-BOBBYこと木河淳さんだ。 木河さんとは3年前に北海道のFMで番組でいっしょになってからのつきあいである。僕の留守番電話の応答メッセージも木河さんだ。 以下がその応答メッセージ。音が出るがボビーさんの人となりがわかるのでぜひ聞いて
子供が大人になる間に誰もが通る季節、反抗期。人によって程度の差こそあるだろうが、大人になると当時の自分を思い出してほろ苦い気持ちになったりもする。 一般的に反抗期は2つあるとされているようで、3~4歳頃に起きるのが第一次反抗期、小学校高学年くらいから思春期に続くのが第二次反抗期だ。そして今、三十歳台後半の自分。 もうとっくに終わってる正規の反抗期。ただ、従順でばかりいたくないという根拠のない思いは、今でも小さく心の中に灯っている。普段はなんとなくやり過ごすその灯火を、少しばかり燃やしてみたいと思う。 (小野法師丸) 反抗期VS冷し中華 この記事を書いている現在、3月下旬。春の足音が近づいているとは言え、日によってはまだまだ肌寒い。夕食の材料を買うために近所のスーパーを訪れたこの日もそうだった。
すべてのものを数値化したいと思っている。 僕らは「言い表せないほどの感動」とか安易に言いすぎではないだろうか。もっと伝える方法を模索すべきだ。それはなんだ。数字だ。 10ルクスの薄暗い部屋で。70度のなで肩。塩分0.2%の涙を流す。20デシベルのささやく声。表面温度は2度さがった。「そうかー、2度きたか」と情緒を数字で語れるようになりたい。 そんな折、国際計量計測展の開催を知った。計測機器の展示会だ。計測器のサンクチュアリに踏み込んできました。(text by 林 雄司) 数値化できるんです! 新東科学のブースにあったのは触感計という装置だ。この板の上で指を滑らすと、そのときの抵抗値が表示される。 「『すべすべ』とか『しっとり』という言葉でしかあらわせなかったことを数値化できるんです」 と説明していた。そう!そうだよね!同じ指向の人に出会えたのがうれしい。あいまいなものを数字で表したいのだ
ドイツの高級車ベンツのボンネットには、「スリーポインテッドスター」というエンブレムがそびえて立っている。あのエンブレムをベンツ以外のものにつけたらどうだろうか? それだけで高級感を醸し出す事が出来るかもしれない。 やってみました。 (text by 住 正徳 ) しかし、あのエンブレムはどうやったら手に入るのだろうか? ベンツのディーラーに電話をかけて聞いてみると、エンブレムだけでも販売してくれるという。純正パーツで4900円。ベンツ本体の値段からすると安い様な、でもエンブレムだけで5000円って高い様な、良く分からない値段設定ではあったが、とにかく購入した。 スリーポインテッドスターの部分だけが必要だったので、グリグリと回転させて力任せにもごうとするが中々取れない。駐車中の盗難が多いからだろう。随分しっかりと出来ている。 それでもしばらくクネクネしているうちになんとか取れた。 何だか悪い
風雲!コネタ城にストックされている大量のコネタの中から、今回は乗り物に関するコネタを集めてみました。電車、バス、飛行機だけじゃなく、エレベーターやスワンボートなんかも乗り物です。 (デイリーポータルZ編集部/安藤昌教)
茨城県日立市といえば、その名のとおり日立製作所の企業城下町だ。 特に、自治体名と企業名が共通する企業城下町は、トヨタの愛知県豊田市とこの日立製作所の茨城県日立市ぐらいのものだと思う。 そんな茨城県日立市には、東芝や三菱の製品がどれぐらいあるのだろうか? 気になるので行って確かめてきた。 (西村まさゆき)
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