【北京=羽田野主】中国国営の新華社は1日、公安(警察)部門が新型コロナウイルスの「偽ワクチン」3000本強を押収したと伝えた。北京市や江蘇省、山東省などの公安機関が見つけ、関係者80人あまりを逮捕した。新華社によると、今回見つかった偽ワクチンの製造が始まったのは2020年9月から。生理食塩水を使ってにせ物を作り、国内外で販売していた。公安は今
AIを使って1週間で2万人超の"不審者"を特定、約1万6,000人を収容所送りに――。 中国政府が新疆ウイグル自治区で、イスラム教徒の少数民族、ウイグル族を大規模なAIネットワークで常時監視し、大量に拘束している実態が、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公開した内部文書で明らかにされた。 AI、IoT、ビッグデータなど、先端のテクノロジーを駆使した中国の監視ネットワークの存在は、これまでも断片的に報じられてきた。 今回暴露された中国政府の内部文書には、この監視ネットワークと、ウイグル族の収容所(職業教育訓練センター)への収容とを結びつける内容も含まれていた。 AIが広範な監視ネットワークとして使われると何が起きるのか? 監視社会の未来を描いたSFは、すでに目の前にある――それを実例として示す内部文書だ。 ICIJの提携メディアの一つ、英ガーディアンの取材に対して、中国政府は「いわ
<ウイグル、ロヒンギャ──少数民族弾圧に注がれる世界からの厳しい視線が、両国を近づける> 中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は1月17日から2日間のミャンマー訪問を通じて、アウンサンスーチー国家顧問兼外相と「相思相愛」の関係を構築した。両国は共同声明で、巨大経済圏構想「一帯一路」への協力強化を宣言するなど、多くの「互恵関係」に即した「共同事業」の具体化に着手するとアピールした。 世界最大の独裁国家の指導者である習がノーベル平和賞受賞者のスーチーと握手したのは、何も国内外の問題を穏便な手法で解決しようとしているからではない。2人がトップを務める2つの国家に世界から厳しい視線が注がれていることが、相互に接近を促したのだ。 まず、スーチーのミャンマーはイスラム系少数民族ロヒンギャを弾圧し、無数の難民を隣国バングラデシュに流入させたことで、国際的な非難を浴びている。ロヒンギャ弾圧は国連が定めた
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