タレントの不祥事による番組降板が相次ぐことから、民放各局が出演者そっくりの「CG代役」に置き換えて起用する検討に入っていることが20日までにわかった。出演者が急きょ降板しても、混乱せずに番組制作を続けられる利点がある。 近年、テレビ各局では、反社会的勢力との交際や薬物所持などの不祥事が発覚したタレントが出演する番組を差し替えたり、再編集したりするなどの対応に追われる事例が増えている。また、それに伴って「代役の確保が間に合わない」「まるで最初から本人が存在しないように編集する共産国家のようなやり方には無理がある」など制作現場で大きな混乱が起こっていた。 民放各局では今夏から対応策を協議。タレントに不祥事が発覚した場合、出演部分を本人そっくりのCGに置き換えて放送する案が最有力となった。CGを使えば、他のタレントに差し替えて撮影し直したり、再編集したりする必要がなくなるため、違約金を抑えること