第4回では、Windows Subsystem for Linux(以下WSL)を使う上での環境整備などを解説する。WindowsのコンソールとWSLの相性や日本語表示時の表示の問題などがある。 コンソールの問題はいくつかの解決策を挙げるが、具体的な方法としてはUbuntu Linuxにおけるアプリインストールの方法の解説を兼ねて、X Windowを導入してみることにする。 WSLのコンソール問題 WSLを使って最初に気になるのが、カラー表示したときに青で表示される文字の輝度が暗く、ディスプレイなどによっては非常に読みにくくなる点だ。ディスプレイの特性や輝度設定によっても異なるが、基本的に「青」自体の輝度が低く、カラー表示を行うlsやviなどの表示で文字が読めないことがある。 Windowsのコンソールは、VT100互換のエスケープシーケンスを処理できるようになったが、このエスケープシーケ
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