民主党の岡田克也幹事長が平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)の見直しを表明したことにより、民主党は大混乱に陥った。マニフェストを「金看板」に政権交代を果たしただけに見直しは自己否定に等しい。鳩山由紀夫前首相と小沢一郎元代表のグループはさっそく反撃ののろしを上げた。原理主義者の岡田氏は「自爆ボタン」を押してしまったらしい。(坂井広志) 「命のように大切なものを投げ出してしまった。そもそも衆院選は何だったのかという話になる。納得するわけにはいかない。発言の撤回を求めたい!」 鳩山氏は22日、衆院議員会館の事務所で怒りに震え、いつも以上に大きな目をギョロつかせた。 鳩山グループの正式名称は「政権公約を実現する会」だけに見直しは自己否定につながる。鳩山氏は衆院解散・総選挙についても「当然そういうこともあり得る」と言い切った。 鳩山グループは今月に入り、松野頼久元官房副長官を幹事長に起用するなど