漫画を通じて子どもたちにがんについて正しく理解してもらおうと、国立がん研究センターが漫画の本を制作し、全国のすべての小学校などにおよそ2万6000冊を寄贈しました。 この「がんのひみつ」という漫画は、去年定められた国のがん対策の基本計画で、子どもへのがん教育を進めていくことが明記されたことなどから、国立がん研究センターが制作し、学研から発刊しました。 漫画は、親しい親戚ががんで手術することになった主人公の小学生と両親や医師との話を通じて、がんは2人に1人がかかる身近な病気で、予防が大切だと訴える内容です。 対象は小学3年生以上で、国立がん研究センターでは、これまでに全国の2万3500校の小学校と公立図書館3000館に寄贈したということです。 国立がん研究センターの予防・検診普及研究室の溝田友里室長は「がんと聞いただけで、怖いと思う子どもも多いが、子どもの時から正しい知識を持つことで、検診の