福岡県警中央署は22日、福岡市・天神で自転車の取り締まりを行い、男性会社員(25)ら4人に道交法違反(信号無視)などの疑いで罰金を伴う交通切符(赤切符)を交付した。 発表によると、男性は22日午前8時15分頃、赤信号なのに市道交差点に進入した疑い。このほか、信号無視の男子学生(19)、ブレーキの付いていない競技用自転車に乗っていた会社員(23)、歩行中の女性にぶつかりそうになった会社員(23)に、同法違反の通行区分違反などで赤切符を切った。 警察庁によると、2009年に自転車が絡んだ交通事故は全国で15万6373件発生し、交通事故全体の約2割を占めた。同署管内の自転車事故は715件で、交通事故全体の3割に上る。危険走行をする自転車には、注意や警告が一般的だが、同署には「自転車のマナーが悪い」との苦情が多数寄せられており、今後も厳しく取り締まる。