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  • 安藤忠雄氏らコンクリート信者に住宅を語らせてはならない

    先週から今週にかけて、安藤忠雄氏の自伝をはじめとして日の「建築家」と呼ばれる人々の考えと、その住宅、いわゆる「作品集」を集めた著作を、数冊まとめて読んだ。 それにしても、安藤忠雄氏は、今や時代の寵児であり、どのを読んでもベタ褒めである。その中にあって、黒川紀章氏だけが「過剰装飾のバブルの反動で、シンプルなものを求める時代の要望にマッチして脚光を浴びているにすぎない」と看過している。正鵠かどうかは分からないが、たしかに鋭い指摘である。 ご存知のように、安藤氏は建築専門の学校を卒業したわけではない。若いときからヨーロッパを放浪し、建築物を観て回った。後には設計図書を手にして、再度建築物を観て回り、独力で力をつけていった。 そして、あらゆる設計コンペに応募しつづけながら、えない生活を続けていたが、黒川氏の指摘にあるようにバブルが弾けてから脚光を浴び、東大教授となったとたんに有名人とな

    Toyolina
    Toyolina 2009/02/10
    実は、3年前、Uさんというお施主に頼まれて、RC造の家を解体し、ツーバィフォーのR-2000住宅に建替えたことがあった。  そのRC造は、若手の建築家の作品で「新建築」や「建築文化」などに「新進気鋭の若手建築家の打放しコンクリートの家」として10年前に大きく紹介された。  ところが、新婚の奥さんは、その家をみてへたり込んだ。「こんな、動線が悪く、収納スペースもなく、階段がやたらと威張りくさっている家に何故私が住まなくてはならないのか」と。  若奥さんの心配は、動線などの住みづらさのみにとどまらなかった。打放しコンクリートだから、当然のこととして断熱性能が悪く、冬は底冷えがしてくるし、夏はコンクリートに蓄熱された熱が、真夜中になっても抜けず、一晩中クーラーを回し続けねばならず、身体がだるくなるとともに、常に寝不足状態であった。
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