もはや言わずもがなだが、日本では「Netbook」が大人気となっている。出始めたころは「所得の低い途上国の人々でも購入できる、市場の敷居を下げるためのノートパソコン」とされていたが、世界最大の人口を抱える途上国の代表ともいうべき中国で、Netbookはウケているのだろうか? Netbookは都市部でしか売れていない Netbookは、もちろん中国でも売られてはいるが、爆発的に売れているとは言い難い。多くは電脳街でひっそりと売られており、しかもNetbookを見かけるような電脳街があるのは、所得の低い田舎町地方都市よりも所得の高い地方都市、もっと言えば、北京や上海などの大都市である。 今のところ中国のIT系メディアは、特別力を入れてNetbookを紹介しているわけではない。現地価格で10万円か、それ以上はするノートパソコンを扱うように、普通のノートパソコンのひとつとして紹介されている程度だ。