アドビ システムズが展開する日本における最大のイベント「Adobe MAX Japan 2009」開催に併せ、同社CTOケビン・リンチ氏が来日した。リンチ氏は初日の1月29日、基調講演の壇上に上がり、Adobe FlashやAdobe AIRなどの同社が展開するRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)戦略について説明するとともに、NTTドコモによるケータイ向けAIRアプリケーションの試作品を公開した(関連記事1、関連記事2)。 基調講演後には報道関係者を集め、リンチ氏への合同インタビューが行なわれた。ASCII.jpではAdobe AIRの現状と今後の展開を中心にお話をうかがった。 ――御社のRIA戦略における要となる「Adobe AIR」の現状についてお聞かせください。併せて、興味深い事例などがあれば教えていただけますか。 リンチ氏 AIRは正式版が出てから1年目。まだまだ時間