家にビニール傘がたくさんあった。 よく見てみたらいろんな種類がある。同じように見えてちょっとずつ違うのだ。身近にあるのにまったく気づかなかった。ビニール傘の『発見』である。 だけどビニール傘にこだわっている人をあまり見たことがない。ビニール傘はマニア的な視点からいちばん遠い存在なのかもしれない。こだわりと無縁の世界だ(ネットで検索してもマニアは見あたらなかった)。 ならば僕がマニアになってみるのはどうだろう。最初のビニ傘マニアだ。やった! ここの雪はまだ誰も踏んでないぞ。(林 雄司) ビニール傘は重い ビニール傘8本を持って家を出た。傘を2本以上持ったことがなかったが、こうやって並んでみるとそれぞれ違う。柄のかたちが違う、色も違う。雲や土が同じように見えても、特定の知識を得てから見ると違ったものに見えるように、もう僕の目には同じビニール傘には見えない。 しかし重い。
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