富士通とNECが先週、2013年度の連結決算を発表した。それぞれの会見に臨んだ両社のトップに、クラウド事業の攻めどころについて聞いてみた。 両社ともB2BのICT事業は好調に推移 富士通とNECが先週、相次いで2013年度(2014年3月期)の連結決算を発表した。富士通は増収増益で最終損益が前年度の赤字から黒字に転換した一方、NECは減収とともに営業利益および経常利益で減益に。ただ最終損益は関係会社の株式売却益などで増益となった。 富士通が4月30日に発表した2013年度の連結業績は、売上高が前年度比8.7%増の4兆7624億円、営業利益が同61.5%増の1425億円、経常利益が同42.9%増の1406億円、最終損益が前年度799億円の赤字から486億円の黒字になった。 一方、NECが4月28日に発表した2013年度の連結業績は、売上高が前年度比0.9%減の3兆431億円、営業利益が同7.