「なう」「キター」「ググる」---。冒頭から意味不明の言葉が並んでいると思われた方がいるかもしれない。これらはいずれも人気Webサービスでよく使われる、あるいはそのサービス名を基に作られた言葉である。人気になったのは従来になかったサービスを提供したからだ。では、それはどうやって実現できたのか。この特集ではこれらの言葉を生み出したWebサービスの仕組みや技術、さらには業務システムとの連携などを解説する。 本題に入る前に、冒頭の言葉を基にして人気Web サービスの概要や雰囲気をつかんでおこう。 「なう」は米ツイッターが提供するWebサービス「Twitter(ツイッター)」のユーザーがよく使う言葉だ。Twitterは140文字以内の文章を投稿して掲示するのに特化したWebサービスで、ミニブログと紹介されることが多い。 「なう」は、「今ここにいる」「今何をしている」を短く表現するために自然発生的に