「これならお金を出しても欲しい。俺は買う」――ある役員が言った言葉で開発がスタートした「ポメラ」。テキスト入力だけという絞り込んだコンセプトを守るため、開発を担当したキングジムの立石幸士さんも「通信機能やスケジューラなどの機能を盛り込みたい」という欲求を我慢したという。 →開発秘話:前編はこちら A6文庫本サイズのため――縦が短いキーボード そんな立石さんがこだわったのは、何と言ってもキーボードだ。ポメラの折りたたみ式キーボードは、開くと250ミリとノートPC並みに広がる。Let's noteのRシリーズを意識したというキーの幅は17ミリ、キーストロークは2ミリ。こちらもノートPC並みである。 ただ、「ポメラで書くポメラ日記」でも触れたが、キーの横幅に比べると縦幅が狭い変則的な形状。キーボード全体も縦の長さが短めなのである。ホームポジション(左手人差し指を[F]、右手人差し指を[J])に置
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