ケータイ業界の風雲児として、2008年に名を馳せたのイー・モバイル。電気通信事業者協会の調査によると、2007年は約20万台だった同社の契約者純増数は、2008年は一気に90万台を超えた。飛躍的に数値を伸ばすことができたのは、定額でHSPAのサービスを提供している同社のデータ通信サービスが、多くのユーザーに受け入れられたため。また、昨年パソコン業界の話題をさらったNetbook(UMPC)とのセット販売による、効果的なマーケティングにある。 しかし、2008年2月にはUQコミュニケーションズがMobile WiMAXの試験サービスを開始。4月にはウィルコムが次世代PHS「WILLCOM CORE」の試験を始めると言われている。先行するデータ通信の競争において、イー・モバイルに対する競合が増える1年になるわけだ。 イー・モバイル副社長で、戦略のキーマン阿部基成氏に2009年の展望を聞いた。
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