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2021年9月28日のブックマーク (2件)

  • 株式会社 協同病理 category_MTD

    従来の化学療法とは違い、腫瘍細胞などに特異的あるいは過剰発現する特定の分子(抗原)やそのシグナル伝達経路を選択的に標的とする治療法(薬)のことで、その分子を選択的に障害・中和したり、その分子の生理的機能を阻害することによって増殖抑制作用などを起こすもの。従って、治療の対象となる腫瘍細胞が標的となる分子を発現していることを免疫組織化学染色などで確認することが重要となる。 治療薬には舌を噛みそうな名称のものもあるが、概ね以下のように理解すると良い。 【抗体薬】モノクローナル抗体(MAb)を治療薬として使うもの 語尾が~mab 「~マブ」で示されるもの ~momab 「~モマブ」/~omab:マウス(m)などヒト以外の生物由来のモノクローナル抗体 ~ximab 「~シマブ」:キメラ抗体(可変領域[v]はマウスなど、定常領域[c]はヒト抗体) ~zumab 「~ズマブ」:ヒト化抗体(相補性決定領域

  • 第25回「薬の名前 ~語尾でわかる構造と薬効」 | 薬剤師のエナジーチャージ 薬+読

    学べば学ぶほど、奥が深い薬の世界。もと製薬企業研究員のサイエンスライター・佐藤健太郎氏が、そんな「薬」についてのあらゆる雑学を綴るコラムです。薬のトリビアなどを伝えられると、患者さんとの距離も近くなるかもしれませんね。 医薬品の名称については以前にも触れました。今回はその続きを書いてみます。 医薬品という商品の特殊な点のひとつは、基的に同じ中身の薬に対して、発売元の各社がそれぞれの商標をつけて売り出していることです。たとえば同じ抗不安薬に対して、武田薬品は「セルシン」、旭化成は「セレナミン」、住友製薬は「セレンジン」、中外製薬は「ソナコン」、丸石製薬は「ホリゾン」と名づけて販売しています。一方、米国では「ヴァリウム」という名称が一般に浸透しています。こうしたことは、他業界ではなかなかない事態でしょう。 これだけでは当然ながら混乱の元ですので、統一的な名称として「ジアゼパム」という名が“一

    第25回「薬の名前 ~語尾でわかる構造と薬効」 | 薬剤師のエナジーチャージ 薬+読