世間を賑わしたビジネス向けSNS「LinkedIn」の大量パスワード流出について、セキュリティベンダーのいくつかはブログで解説や見解を示した。スロバキアのイーセットも、その重大性をブログで解説している。 イーセットの主張では、今回のセキュリティ侵害は他の事例と大きく異なる点がある。ユーザーが、自身の職業について本当の情報をサイトに登録していることだ。「Facebook」サイトで見かける、どのパーティーに行く予定だとか、何のゲームをやっているとか、そんな程度の情報ではない。 LinkedInでは「コンタクト」に登録してある誰かがプロフィールを変更すれば、そのたびに更新情報が表示される。これは、ユーザーが自身について投稿したことに対するピアレビューとしての集合的効果があり、投稿内容がユーザーの人生に直接関わっている人物や企業に知らされるため、正確かつ正直なプロフィールを作ろうとするようになる。