2010/06/2306:11 なぜスウェーデンは原子力政策を「転換」したのか? 先週、スウェーデンで原子力発電に関する法律が議会を通過しました。概要は以下の通りです。 1.原子力発電用の「核反応器」の新設を認める。 2.ただし、この措置は、既設の原子力発電所内で老朽化した反応器の更新にのみ適用される。 3.スウェーデン国内に設置できる最大の核反応器の数は(現状の)10基のままとする。 4.核反応器の新設には政府はいかなる金銭的補助も行なわない。 5.事故が起こった際には、原子力発電所の所有者が無制限の法的責任を持つ。 6.本法律は2011年1月1日に発効する。 (ちなみに社会民主党によると、9月の総選挙で政権交代が起きた場合にはこの法律を撤回するとのこと。) また、スウェーデンの原子力政策に関するこれまでの経緯を以下にまとめました。 1980年:1979年のスリーマイル