こんにちは。江端智一です。 私が小学生から中学生の頃の少年マンガといえば、仲の悪い学校の番長どうしが、河原で喧嘩をして、最後にはお互いに笑い合って無二の親友になる、という「こいつらの頭の中には、脳が詰まっていないのか」というくらい、バカバカしい内容でした。 そして少女漫画についても、同様、「実はあなたのことが好きだったの」「僕もだよ」というエンディングで終わるというコンセプトのバリエーションの使い回しと思っていました。 「マンガを読めば、バカになる」ーーこれは、当時の子供を持つ保護者たちの共通認識でした。当時の私ですらも、「マンガなんぞ読んでいたら、確かにバカになるだろうなー」と漠然と思っていました。読んでいましたけど……。 そんな時代にあって、「キャンディ」との出会いは、一言で言って、衝撃でした。 『キャンディ・キャンディ』という少女マンガに出会ったのは、中学校2年生の時だったと思います
![あの名作マンガはなぜ買えない? 創作者に“ものすごい”力を許す著作権の常識](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55ce9ef689311f567dfacccafe8a06f4574c6d93/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbiz-journal.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Ftop_post_1590_20130227.jpg)