芸能界のタレント契約における優越的地位の濫用が問題視される中、一般事業会社においても「労務提供の業務委託契約化」が拡大しています。令和の時代の業務委託契約書を起案するにあたり身につけておきたい、独禁法コンプライアンスのセンスを集中して養うための一冊です。 「労務提供の業務委託契約化」によって多発する優越的地位の濫用問題を広く捉えた本 ヘルスメーターの製造販売等で著名なタニタ社の谷田社長が、働き方改革の新しい切り口としての「社員の個人事業主化」について語った記事が、一部で物議を醸しています。 ▼ タニタ社長「社員の個人事業主化が本当の働き方改革だ」 問題は、たくさん働きたい人に対して、きちんと報いる仕組みがないことではないか。例えば仕事を始めたばかりで、早く覚えるためにもたくさん仕事をしたいという若い人がいて、会社もその人を応援したくても、残業規制によって与える仕事を抑制せざるを得ない。それ