< 前の写真 次の写真 > 垂直離着陸戦闘機 ロッキードXFV1 コンベア社のXFY1と同様に、米海軍の船団護衛戦闘機プロジェクトに参加したロッキード社が開発した。テイルシッター形式で、ターボプロップエンジンによる垂直離着陸という仕組みもXFY1と同じ。垂直離陸に必要な推力を生み出すYT40A14エンジンは、米国内に1基しかなく、XFY1と使い回ししなくてはならなかった。XFV1は、通常型の主翼にX字型の尾翼を配した形式で、1954年6月の初飛行は、機体に補助輪を付けて水平状態にし、地上を滑走してから離陸した。 機体サイズは、全長11.4メートル、全幅8.5メートルでXFY1とほぼ同じ。機体重量も7.4トンとほぼ変わらず、水平飛行での最高速力は時速983キロと、XFY1より1キロ速いだけだった。最大の違いは、XFV1が転換飛行をできなかったことだった。初飛行は水平状態で行い、その後、垂直に
![異形の航空機 写真特集:時事ドットコム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/82870b700eb136daea407efaba219c2121c3ee7e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jiji.com%2Fnews%2Fhandmade%2Ftopic%2Fd4_mili%2Fvac916-00000472.jpg)