時折、耳にする「フツーの男性でいいのに、出会いがない」という女性の弁。普通の男を自認する身には、その「フツーの男性」像がクセモノなわけだが、彼女たちが言う「フツーの男」ってどういう男なのか? クリティカル・シンキングの視点で婚活を分析した『普通のダンナがなぜ見つからない?』の著者・西口敦氏に聞いた。 「彼女たちの言うフツーは、言ってみれば『平均以上』。『普通の年収』は自分の1.5~2倍、500万~600万円といった水準で、『普通の学歴』は大卒で偏差値55以上。『普通の身長』は『私がヒールを履いても少し高いくらい』だったりします。他にも『フツーでいい』条件はいくつもあり、問題はこれらをすべて満たさなくてはならないこと。仮にそれぞれの普通の確率を50%とすると、すべてを同時に満たす人は100人に1人もいませんよ」 一見、謙虚そうな“普通でいい”に見え隠れする女性の高望み。 「でも、彼女たちは思